熊本で行われる金栗記念選抜陸上中長距離大会は、日本の陸上競技の公式戦である「日本グランプリシリーズ」の1つに認定されています。
そのため、実業団の実力選手と共に各地の大学からもトラック競技に強い選手が出場するので、駅伝においてエース格~主力級の選手の今季のパフォーマンスを確認する場ともなっています。
日本グランプリシリーズで5000mなどの長距離種目の大学生選手が出場するのは、この大会以外では兵庫リレーカーニバル、織田幹雄記念国際陸上競技大会、ゴールデンゲームズinのべおか、などがあります。



【金栗記念選抜陸上中長距離大会】

日時:04月14日(日)
会場:熊本県民総合運動公園陸上競技場
主な参加大学:東洋大、順天堂大、拓殖大、中央大、早稲田大、etc…

 <5000m>【主な記録】※14分50秒切りまで掲載
PB:自己ベスト(※確認出来た範囲で記載)

 13分34秒94 相澤晃(東洋大・4年) 
PB<19箱根・4区>

 14分05秒85 清水颯大(順天堂大・3年) <19箱根・6区>
 14分13秒96 藤曲寛人(順天堂大・4年) <19箱根・7区>
 14分38秒39 橋本龍一(順天堂大・4年) <19箱根・3区>

 14分11秒62 赤﨑暁(拓殖大・4年) <19箱根・1区>

箱根駅伝の上位大学選手から。圧巻だったのは東洋の相澤。ロードレースシーズンに続いてトラックでも順調な入りを見せており、今大会では5000mの自己ベストを更新。10000mでの27分台も期待できるパフォーマンスを見せています。

 14分13秒12 三浦拓朗(中央大・2年) <18箱根予選会出場>

 13分57秒54 中谷雄飛(早稲田大・2年) <19箱根・1区>

 14分16秒56 野田啓太(日本大・3年) 
PB<19箱根・3区>
 14分24秒43 若山岳(日本大・1年)
 14分31秒65 樋口翔太(日本大・1年)

 13分30秒51 キベ・ビンセント(東京国際大・1年)
 (※ビンセントは総合1位で優勝)
 14分16秒41 ルカ・ムセンビ(東京国際大・1年)

 13分52秒36 阿部弘輝(日本大・4年) <19箱根・3区>

 13分42秒80 ジェームス・ブヌカ(駿河台大・2年) <18箱根予選会出場>
 14分09秒20 吉里駿(駿河台大・2年) <18箱根予選会出場>

続いて箱根駅伝11位以下の大学や予選会の注目大学。
大きな存在感を見せたのは東京国際大の新入生ビンセント。なんと並み居る実業団の選手を抑えて総合1位のタイムで優勝を果たしました。学生レベルで見れば既に規格外と言えるスピードを発揮しています。ここから10000mやハーフマラソンの距離でどのようなパフォーマンスを見せてくれるかが楽しみです。
他にも、駿河台の留学生エース・ブヌカや、早稲田の中谷、明治大の阿部、といった実力のあるランナーが13分台のタイムをマークしています。

 13分39秒97 レダマ・キサイサ(桜美林大・3年) <18箱根予選会出場>

 14分11秒40 今井崇人(立命館大・4年) <18全日本・8区>
 14分14秒76 前川紘人(立命館大・3年) <18全日本・5区>
 14分36秒82 高畑祐樹(立命館大・4年) <18全日本・2区>

 14分12秒29 山田泰史(日本文理大・3年)
 14分24秒57 実近力丸(環太平洋大・3年)
 14分42秒98 廣山誉英(福岡大・4年)

最後にその他の関東の大学や関東以外の大学から。
前回の箱根予選会個人トップのキサイサも見事な走りを展開。関東以外では立命館大学のエース格の選手が良い内容を見せています。