06月23日(日)に、全日本大学駅伝の関東予選が行われました。
今年は前回大会の本戦シード権が6枠から8枠に増えた事に加え、箱根駅伝成績による推薦枠が2枠追加された影響で、この関東予選では予選通過枠が5枠という非常に厳しい戦いとなりました。
その分、昨年よりも予選枠が拡大されこれまではなかなか関東予選出場のための20枠(実質的な一次予選)に入れなかった大学も、このハイレベルな選考レースを経験する事が出来ました。

今回は関東予選の出場大学の中から、箱根駅伝・箱根予選会でピックアップしている大学を中心に、独自に設定した予選突破ラインとのタイム差やチームとしての箱根予選会に向けた収穫・課題などをチェックしていきたいと思います。

(06/27) コメント追記完了




【全日本大学駅伝・関東予選】

日時:06月23日(日)
会場:相模原ギオンスタジアム(神奈川県相模原市)
主な参加大学:関東の大学

 組ごとの順位表
 
http://www.kgrr.org/event/2019/kgrr/51zennichi/hp/kyougi.html



 <基準タイムについて>

 今回の総括ではそれぞれの選手が予選突破ラインの走りとどれだけのタイム差があったかを明確にするため、各組ごとに基準タイムを設けて各選手の結果に基準タイムとの差を併記します。

 <基準タイム>(各組16位のタイム)
 1組:30分20秒19
 2組:30分37秒16
 3組:29分46秒91
 4組:29分13秒29

 ※タイムの設定基準…各組16位のタイムの合計が、予選突破ボーダーとなる5位・中央学院大学の総合タイムの半分に最も近くなったため。



 <中央学院大学>

 総合5位 タイム:3時間59分53秒89

 <10000m>
PB:自己ベスト(※確認出来た範囲で記載) 


 青柳達也(2年) 1組3位 30分03秒04(-0分17秒15)
 有馬圭哉(4年) 1組22位 30分36秒82(+0分16秒63)
 髙橋翔也(3年) 2組4位 30分05秒19(-0分31秒97)
 小野一貴(2年) 2組14位 30分32秒01(-0分05秒15)
 長山瑞季(4年) 3組3位 29分33秒16(-0分13秒75)
 吉田光汰(2年) 3組4位 29分39秒41(-0分07秒50) PB
 川村悠登(4年) 4組19位 29分32秒38(+0分19秒09)
 栗原啓吾(2年) 4組22位 29分51秒88(+0分38秒59)

 自慢の層の厚さで好調な選手をしっかりチョイスしてきた中央学院大。粘り強さを発揮して激戦の中での予選突破を決めました。
 1~3組では4人の選手が組TOP5入り。
しっかりとレースの流れを見極めて乗っていきました。特に早いレース展開となった3組でしっかりと2人ともTOP5に入ったのは大きかったです。1組の有馬はやや苦戦したものの、大きく崩すことなくまとめました。
 そしてやや不利と見られた4組。日本人選手の先頭グループにはうまくつききれなかったものの、29分台後半で踏みとどまりました。こういう瀬戸際でしっかりと粘れるところが爆発力で劣っていてもしっかり勝負に勝ちきる理由の1つかもしれません。



 <中央大学>

 総合6位 タイム:4時間00分11秒12

 <10000m>
PB:自己ベスト(※確認出来た範囲で記載) 


 矢野郁人(3年)  1組5位 30分03秒92
(-0分16秒27)
 川崎新太郎(3年) 1組8位 30分06秒72(-0分13秒47)
 畝拓夢(3年)   2組12位 30分28秒14(-0分09秒02)
 大森太楽(3年)  2組16位 30分37秒16(±0分00秒00)
 加井虎造(3年)  3組11位 29分39秒71(-0分07秒20)
 池田勘汰(3年)  3組25位 30分29秒06(+0分42秒15)
 森凪也(2年)   4組15位 29分09秒57(-0分03秒72) PB
 三浦拓朗(2年)  4組20位 29分36秒74
(+0分23秒45)

 1組で好調なスタートを切りましたが、その後はあと一歩勢いを増す事が出来ず約18秒差での予選敗退となりました。
 1組は独走者が出て集団のペースが速まる難しい展開でしたが、矢野と川崎の期待の3年生コンビはしっかりと1桁順位にまとめる勝負の巧さを見せました。続く2組の大森は自分のペースを崩さずに走り抜きましたが、
畝はレース展開には載ったものの本来持つスピードはまだ戻っていないようです。
 3組は
加井はしっかりレース展開に乗って好タイムを出したものの、主力格の池田が本来の走りをできず失速したのは痛かったです。そして4組はハイペースのレース展開に乗れた森が20秒近く自己ベストを更新する好走を見せました。一段とスピードに磨きがかかったのは大きな収穫。このスピードの成長がどれだけスタミナに還元されるかにも期待したいです。そして三浦も決して悪い走りではありませんが首脳陣としては一皮むけて自己ベストの更新を期待していたようで、そこは課題点となったようです。



 <早稲田大学>

 総合3位 タイム:3時間58分46秒74

 <10000m>
PB:自己ベスト(※確認出来た範囲で記載) 


 小指卓也(1年)  1組10位 30分11秒26(-0分08秒93)
 半澤黎斗(2年)  1組25位 30分45秒66(+0分25秒47)
 鈴木創士(1年)  2組1位 30分02秒85(-0分34秒31)
 吉田匠(3年)   2組11位 30分26秒17
(-0分10秒99)
 中谷雄飛(2年)  3組8位 29分38秒28(-0分08秒63)
 井川龍人(1年)  3組12位 29分42秒03(-0分04秒88) PB(初レース)
 太田智樹(4年)  4組11位 29分02秒40(-0分10秒89)
 千明龍之佑(2年) 4組12位 29分03秒19
(-0分10秒10) PB

 しっかりとトラックでの強さを発揮して3位で予選を突破し、復活に向けての第一歩を踏み出しました。3人の1年生と4組の
太田、千明がしっかりと勝負できたことなど、収穫も多いです。
 1組は難しいレース展開の中で小指がしっかりとレース展開に乗り切り10位。ただ、半澤は終盤に失速して不本意な内容に。関東インカレの1500mでは6位と結果を残しただけに、その流れを10000mに持って来れなかったのは残念です。2組はスローな展開の中で鈴木が組1位を獲得。吉田も組11位と粘りを見せました。
 3組は中谷が中盤から独走を仕掛けましたが2位集団との差を開ききれず再び集団に吸収され勢いを落してしまいました。その後はしっかり集団についていき組8位でまとめましたが、レース運びには課題が残りました。そして井川は10000mの公式戦初レースながらしっかりと速いペースのレース展開についていきました。そして4組は見事な内容。太田・
千明が共に各チームの日本人エースによる第2集団についていき、留学生集団から遅れた選手をしっかりと抜き去ってのゴール。ハイペースなレース展開についていき自己ベストを更新した千明はいよいよ中谷と張り合える選手になってきました。



 <日本体育大学>

 総合4位 タイム:3時間59分29秒30

 <10000m>
PB:自己ベスト(※確認出来た範囲で記載) 


 山口和也(4年) 1組2位 30分01秒91(-0分18秒28)
 冨田真佑(4年) 1組15位 30分19秒65
(-0分00秒54)
 藤本珠輝(1年) 2組7位 30分14秒18(-0分22秒98) PB(初レース)
 大内一輝(3年) 2組13位 30分30秒24
(-0分06秒92)
 加藤広之(2年) 3組14位 29分46秒16(-0分00秒75)
 大内宏樹(2年) 3組16位 29分46秒91
(±0分00秒00)
 中川翔太(4年) 4組17位 29分22秒62(+0分09秒33)
 池田耀平(3年) 4組18位 29分27秒63(+0分14秒34)

 そこまで大きなリードを得てはいませんが、出場選手が全員組20位以内を確保する安定した走りで予選突破を果たしました(出場選手全員が組20位以内なのは東京国際大と日本体育大のみ)。
 エース格の選手が充実しているため、1組に山口をエントリー。明大の阿部が独走する展開でも冷静に2位集団を維持して、しっかりと阿部に次ぐ2位でフィニッシュ。同じく1組の冨田も集団の流れに続いて15位にまとめました。続く2組は10000mの公式戦初レースの藤本がレース展開にしっかりついていって7位と健闘。大内も遅れることなく手堅く13位でまとめます。
 3組でも安定感を披露。早いレース展開になりながらも2年生の加藤・大内は自分の走りを続け、ほぼ自己ベストと同等のタイムでフィニッシュ。4組も非常に早いレース展開でも中川・池田は冷静な走りで29分台前半にまとめあげました。
 上級生から新入生まで全選手が冷静な走りを披露。この勝負強さを駅伝シーズンでも発揮できれば、箱根のシード権まで辿りつけそうです。



 <日本大学>

 総合8位 タイム:4時間01分15秒62

 <10000m>
PB:自己ベスト(※確認出来た範囲で記載) 


 金子智哉(4年) 1組13位 30分13秒23
(-0分06秒96)
 小野修平(1年) 1組26位 30分40秒85(+0分20秒66)
 廣田全規(4年) 2組10位 30分25秒15(-0分12秒01)
 鈴木康平(2年) 2組22位 30分53秒35
(+0分16秒49)
 野田啓太(3年) 3組18位 29分48秒43(+0分01秒52)
 小林陸大(3年) 3組21位 30分01秒74(+0分14秒83)
 チャールズ・ドゥング(1年) 4組13位 29分05秒20(-0分08秒09)
 横山徹(3年)  4組24位 30分07秒67(+0分54秒38)

 関東インカレの疲れもあるのか、インカレ出場組は横山とドゥングのみとなった布陣。全体的にいまひとつレース展開に乗り切れず、予選突破はなりませんでした。
 1組は4年の金子がレース展開に乗って手堅くまとめますが、1年の小野は20位台と失速し公式戦の洗礼を浴びます。2組はスローな展開の中で4年の廣田が冷静な走りで自己ベストに近いタイムで10位にまとめ上げますが、2年の鈴木は22位とレース展開に乗り切れませんでした。
 続く3組。野田と小林という主力格がハイペースのレース展開に挑戦。決して崩れたわけではないのですが集団の中での争いに勝ちきれず順位としては
いまひとつなものに。4組もエース候補のドゥングが留学生の先頭集団についていけず13位。同じく横山もレース展開についていけず24位と力を発揮できませんでした。
 関東インカレの影響もあるでしょうが、全体的に課題の残る内容となりました。ですが秋の箱根予選会までには充分間に合うレベルなので、着実にクリアしていってほしいです。 



 <東京国際大学>

 総合1位 タイム:3時間57分13秒15

 <10000m>
PB:自己ベスト(※確認出来た範囲で記載) 


 内田光(3年)  1組6位 30分04秒85
(-0分15秒34)
 熊谷真澄(3年) 1組18位 30分26秒32(+0分06秒13)
 佐藤雄志(4年) 2組5位 30分05秒76(-0分31秒40)
 丹所健(1年)  2組6位 30分07秒56(-0分29秒60) PB
 真船恭輔(4年) 3組7位 29分37秒79(-0分09秒12)
 佐伯涼(3年)  3組17位 29分47秒74(+0分00秒83)
 イェゴン・ヴィンセント(1年) 4組1位 28分04秒55(-1分08秒74) PB
 伊藤達彦(4年) 4組10位 28分58秒58(-0分14秒71)

 今季の駅伝シーズンでの躍進を予感させるような圧巻の内容で、初となる全日本大学駅伝への出場を予選首位通過で実現しました。
 1組は内田が冷静にレース展開に乗って6位。やや遅れた熊谷も18位と粘ります。それぞれ自己ベストが29分50秒台なので、冷静に自分の走りをできたと言えそうです。2組は佐藤・丹所がスローな展開の中しっかりと1桁順位で走り切りました。特に丹所は自己ベストを約47秒更新する快走。今後が楽しみな選手です。
 3組はハイペースな中で後半で早稲田大の中谷が独走を仕掛けるなど動きのある展開でしたが、真船・佐伯はしっかりと先頭集団の流れに乗って走り切りました。この組は先頭から18位までが20秒程度の差でまとまっていたので、そこにしっかり入れたことが大きいです。そして4組はヴィンセントが圧巻の走り。27分台ランナーの駿河台大のブヌカや勝負強さに定評のある国士舘大のR・ヴィンセントなどがいる中で、見事に1位を獲得。そして伊藤も日本人エースの走りを見せ日本人選手の先頭集団を維持して10位でフィニッシュ。しっかりと役割を果たしました。
 関東インカレは日本人選手が奮わなかっただけに、この結果はチームの雰囲気を非常によくしてくれるでしょう。秋の箱根予選会までこの勢いをうまく活用してチーム強化に取り組んでいきたいです。



 <神奈川大学>

 総合10位 タイム:4時間02分11秒25

 <10000m>
PB:自己ベスト(※確認出来た範囲で記載) 


 島﨑昇汰(1年)  1組11位 30分11秒74(-0分08秒45) PB
 小笠原峰士(3年) 1組16位 30分20秒19
(±0分00秒00)
 西方大珠(2年)  2組9位 30分19秒10(-0分18秒06)
 安田響(2年)   2組17位 30分39秒84(+0分02秒68)
 北﨑拓矢(3年)  3組2位 29分31秒71(-0分15秒20) PB
 森淳喜(4年)   3組13位 29分45秒30
(-0分01秒61)
 井手孝一(3年)  4組33位 30分26秒00(+1分12秒71)
 越川堅太(4年)  4組36位 30分57秒37
(+1分44秒08)

 3組までは冷静なレース展開で予選突破を狙える位置でしたが、4組で2大エースが予想外の失速。予選会の難しさを味わう結果となりました。
 まず収穫となったのは、若い島崎、西方の好走です。島崎は10000mのレース経験が少ない中で自己ベストを1分半以上更新する好走。まさに「レギュラーを狙う走り」を見せました。西方もスローなレース展開をしっかりとものにして1桁順位を獲得しました。また3組の北崎・森も先頭から続く集団を維持してフィニッシュ。スタミナだけでなくスピードも磨かれてきた北崎はいよいよエース候補に近づいていきました。
 一方で懸念材料は4組のWエースの不調です。越川、
井手はともに関東インカレでは健闘した事もあってそこからの調整が難しかった部分があるかもしれませんが、順位もさることながら30分台半ば~後半のタイムというのは自分の走りも出来なかったという状況。このWエースの復調は箱根予選会に向けて必須なので、この夏の大きな課題となるでしょう。



 <明治大学>

 総合2位 タイム:3時間57分26秒03

 <10000m>
PB:自己ベスト(※確認出来た範囲で記載) 


 阿部弘輝(4年) 1組1位 29分25秒36
(-0分54秒83)
 櫛田佳希(1年) 1組7位 30分05秒73(-0分14秒46) PB
 加藤大誠(1年) 2組2位 30分04秒45(-0分32秒71)
 酒井耀史(3年) 2組24位 30分55秒14(+0分17秒98)
 前田舜平(3年) 3組1位 29分28秒51(-0分18秒40)
 村上純大(3年) 3組9位 29分38秒51
(-0分08秒40)
 小袖英人(3年) 4組8位 28分52秒49(-0分20秒80) PB
 鈴木聖人(2年) 4組9位 28分55秒84(-0分17秒45) PB

 留学生なし+エース阿部を調整で1組エントリーという中で、トップの東京国際大とはわずか13秒差の2位で予選突破。明治大も今季の躍進を予感させる充実ぶりが伺えます。
 阿部はユニバーシアードなどの過密日程への配慮もあって特例で1組へのエントリーが認められました。ペース走を意識した走りでしたが、それでも1組のレース展開では序盤から独走状態になり、最終的に2位と35秒差をつけての首位フィニッシュとなります。さらにこれが肩の力を抜かせたのか同組の1年生・
櫛田も自己ベストを18秒更新する好走を見せ7位に入りました。続く2組も加藤がレース展開のうまくのって2位でフィニッシュ。一方で酒井が自分の走りが出来ず24位とチームで唯一の失速。箱根5区、関東インカレに出場したレギュラーですが、駅伝シーズンに向けては険しい道のりになりそうです。
 3組も安定した内容。前田・村上ともにハイペースな先頭集団の流れに乗って前田は1位村上は9位でフィニッシュしました。続く4組も非常にハイペースな展開の中で小袖・鈴木が日本人先頭集団を維持して2人とも自己ベスト更新&1桁順位でフィニッシュ。阿部に次ぐエース候補2人の好走は大きな収穫です。
 秋の箱根予選会ではトップ通過候補の1つに数えられる明治大。今の良い流れを活かして夏の強化に取り組みたいところです。




 <国士舘大学>

 総合14位 タイム:4時間05分55秒31

 <10000m>
PB:自己ベスト(※確認出来た範囲で記載) 


 荻原陸斗(2年)  1組21位 30分36秒63
(+0分16秒44)
 清水拓斗(2年)  1組32位 31分17秒64(+0分57秒45)
 加藤直人(3年)  2組19位 30分47秒70(+0分10秒54)
 小早川寛人(2年) 2組35位 31分24秒65(+0分47秒49)
 曽根雅文(3年)  3組31位 30分58秒73(+1分11秒82)
 長谷川潤(2年)  3組36位 31分20秒95(+1分34秒04)
 ライモイ・ヴィンセント(2年) 4組6位 28分47秒79(-0分25秒50)
 石川智康(4年)  4組36位 30分41秒22(+1分27秒93)

 チームでも上位のスピードを持つ鼡田が欠場するなど戦前から不利はではありましたが、改めて秋の箱根予選会にも影を落とす内容となってしまいました。
 良いところとしましては、1組・
荻原と2組・加藤がレース展開から大きく遅れることなく善戦を見せたのが収穫です。またエースのヴィンセントも普段見せる終盤の勝負強さが影をひそめたのは残念ですが悪いなりに28分台後半でしっかり粘りました。
 3組・曽根は32分台のタイムだった去年の予選会からは改善できていますし石川もエースの組で30分台後半で粘りましたが、求められるレース展開にはまだまだ距離があります。更に厳しかったのが小早川と長谷川の失速です。昨季からスピードランナーとして頭角を現した2人でしたが自分の走りを発揮する事が出来ず、持ちタイムから大きく離れた31分台。この秋の箱根予選会も主力格として期待される2人だけに、この悪いイメージは夏の間に払拭したいところです。



 <大東文化大学>

 総合9位 タイム:4時間01分52秒58

 <10000m>
PB:自己ベスト(※確認出来た範囲で記載) 


 吉井龍太郎(3年) 1組17位 30分20秒66(+0分00秒47) PB
 豊田紘大(4年)  1組31位 31分03秒15(+0分42秒96)
 浅野有紀(4年)  2組21位 30分51秒87
(+0分14秒71)
 金田龍心(1年)  2組23位 30分53秒92(+0分16秒76) PB
 奈良凌介(4年)  3組4位 29分35秒77(-0分11秒14)
 三ツ星翔(3年)  3組6位 29分36秒74(-0分10秒17)
 片根洋平(2年)  4組21位 29分37秒39(+0分24秒10)
 川澄克弥(4年)  4組23位 29分53
秒08(+0分39秒79)

 佐藤弘が欠場した以外は比較的順当なエントリー。1年生の金田などに実戦の機会を与えています。
 その2組・金田と1組吉井はしっかり自分の走りを意識して自己ベストを更新したのは収穫です。また、3組の
奈良・三ツ星が早いペースのレース展開をリードする位置につけてそれぞれ1桁順位でフィニッシュ。今季の箱根予選会でも軸となる彼らの好走は好材料となります。
 4組は片根が健闘。早いレース展開についていき自己ベストと十数秒程度の差でまとめる走りを見せました。一方で、エース・川澄はまだ本調子には遠い様子ですが、関東インカレの10000mと比べると内容も良くなってきているので、ここからのさらなる復調が待たれます。
 レースの展開に遅れたのは1組・豊田と4組・川澄ぐらいで、あとは全体的に悪くない内容だったように思います。チームとしても少数精鋭の状況なので、怪我やコンディション不良に気を付けつつ秋の箱根予選会を迎えたいところです。