10月15日に箱根駅伝予選会のエントリー選手が発表されました。
それに合わせてこの記事では、
・エントリー選手、エントリー漏れした主な選手
・戦力一覧に未掲載のエントリー選手の主な成績
・エントリーを踏まえた目標順位予測
・エントリーを踏まえた箱根駅伝予選会の展望
以上の内容で箱根駅伝予選会前最後の各大学の展望をお伝えします。
今回は、麗澤大学、亜細亜大学、専修大学についてまとめました。
目標順位予測の解説はこちら
http://gakusei-ld-kansoku.blog.jp/archives/19788554.html
【麗澤大学】
主な選手一覧はこちら。
http://gakusei-ld-kansoku.blog.jp/archives/19559754.html
<箱根駅伝予選会・エントリー選手>
国川恭朗(4年)<19箱根・4区(※学連)><19全日本予選>
<箱根駅伝予選会での位置付け>
【当落線上(五分五分)】
前回の箱根駅伝予選会、そして今季の全日本大学駅伝予選に出場した選手のほとんどがエントリーしました。エース・国川をはじめ、宮田、上田、水野、といった主力や若手のホープ椎野だけでなく、主力と肩を並べる実力のある難波が故障回復から間に合いました。ほぼフルメンバーと言っていい陣容が揃っています。そして1年生からは工藤が選ばれました。まだトラックの10000mはペース走での出場のみですが、高校時代にロードレースの場数を多く踏んでおり、夏合宿で良い内容を見せたようです。麗澤大の夏合宿はとにかく距離を踏む事を重視した「予選会に勝つためのメニュー」とのこと。合宿後の記録会も出場せず、まさに箱根駅伝初出場に向け入念な準備をしてきています。
エース・国川は既にハーフで62分台を狙える持ちタイムがありますので、出来れば前の集団に仕掛けたいところです。10km地点で29分台でいけると持ち前の後半の強さを活かしてトップ10が見える位置に仕掛けていけるのではないでしょうか。それに続くのは、130位以内のカテゴリに位置しているハーフ64分台を狙える選手達。後半に良い粘りを持つ選手が多いので彼らには出来るだけ2桁順位、可能ならばもう1カテゴリ上の「60位以内」を目指してほしいです。
そしてこちらも重要な9~10番手を担う選手。前半の入りに不安のある選手もいると思いますが、いずれも麗澤大の合宿をこなした選手なので後半には一定の強さがあるでしょう。例え前半10kmがスローな入りになったとしても後半の粘りを活かして170位以内に入っていけば初の箱根駅伝が見えてくるでしょう。
【亜細亜大学】
主な選手一覧はこちら。
http://gakusei-ld-kansoku.blog.jp/archives/19566820.html
<箱根駅伝予選会・エントリー選手>
上土井雅大(4年)<18箱根予選><19全日本予選>
田﨑聖良(4年)<18箱根予選><19全日本予選>
立石拓海(4年)<18箱根予選><19関東IC>
兼次祐希(3年)<18箱根予選><19全日本予選>
大城義己(3年)
千田悠人(3年)
森木優摩(3年)
河村悠(2年)<18箱根予選><19全日本予選>
竹井祐貴(2年)<19全日本予選><19関東IC>
長谷部航(2年)<19全日本予選>
一瀬達也(2年)
古川大翔(1年)
吉岡祥希(1年)
吉岡竜希(1年)
<主なエントリー漏れ選手>
山本裕二(4年)<18箱根予選><19関東IC>
柿木郁人(4年)
脇山隼斗(2年)
倉淵大輔(2年)<19全日本予選>
藤田寛大(1年)<19全日本予選>
<戦力一覧に未掲載のエントリー選手>
(※原則直近1年の記録から掲載しますが、調べ漏れなどでシーズンベストではない場合もあります)
大城義己(3年) 72分15秒/30分03秒49
<箱根駅伝予選会での位置付け>
【当落線上(やや不利)】
昨季の大会や今季の全日本大学駅伝予選に出走した選手が半数、実戦出場が少ないニューカマーが半数というエントリーの陣容になりました。前回の予選会でチーム内上位だった山本がエントリー漏れとなったのは残念です。そして、思ったよりも新しい選手を入れてきたという印象です。軸となるのは、エース上土井のほか、田﨑、兼続、立石といった上級生と、河村、竹井、長谷部といった成長株です。
エース・上土井は今季トラックは不調でしたが夏合宿明けに本来のスピードに近づいてきました。前半からしっかりスピードのある入りで前回を越える走りをしたいところです。田﨑は前回後半で大きく崩れて300位台という結果だったので今回はリベンジの気持ちが強いです。前々回には関東学連選抜に選ばれた実力者なので、上土井に次ぐ走りが期待されます。
一方、箱根駅伝の出場権争いにおいて不安要素となっているのがグループ走です。10kmまでのスピード(30分台半ばで入ってこれるか)と後半の粘りに不安のある選手がライバルの大学と比べると比較的多い印象があり、そこが予選会をで不利な位置付けにしています。初の予選会でそれらの不安を払拭する新戦力がどれだけ出てくるかが、予想を覆す結果を出せるかどうかを左右します。
【専修大学】
主な選手一覧はこちら。
http://gakusei-ld-kansoku.blog.jp/archives/19573683.html
<箱根駅伝予選会・エントリー選手>
長谷川柊(4年)<18箱根予選><19全日本予選>
塚原淳之(4年)<18箱根予選><19関東IC>
横山絢史(4年)<18箱根予選>
宮下晴貴(4年)<19全日本予選>
小林彬寛(4年)<18箱根予選><19全日本予選>
市来原潤(3年)<18箱根予選>
茅野雅博(3年)<19全日本予選><19関東IC>
鹿嶋則宏(3年)<19全日本予選>
大石亮(3年)
南美空翔(2年)<18箱根予選><19全日本予選>
横山佑羽(2年)<19関東IC>
佐々木詩音(2年)
国増治貴(1年)
高瀬桂(1年)
<主なエントリー漏れ選手>
辻海里(3年)<19全日本予選>
小林純(3年)<19関東IC>
根来佑有(2年)<19関東IC>
勝俣航希(2年)<19関東IC>
成島航己(1年)<19全日本予選>
<箱根駅伝予選会での位置付け>
【当落線上(やや不利)】
大黒柱の長谷川をはじめ前回の箱根駅伝予選会や今季の全日本大学駅伝予選を経験した選手が多く入ったほか、その他の選手も持ちタイムが優れた選手が順当にエントリーした印象です。主力の卒業が多い年だったため総合力が一段下がりそれが予選会を不利にする要素とはなっていますが、現状でベストに近い布陣となっているのは心強いです。
長谷川は今季のトラックシーズンでも絶好調で前半から強気のペースで入っていけます。調整が当たれば日本人個人トップを狙う事も可能ではないでしょうか。そして前回関東学連選抜に選ばれた小林彬もトラックでのスピードは昨秋の水準を維持できているので、後半の強さを活かして長谷川に次ぐ順位をしっかりと狙いたいところです。
そして勝負の要となるグループ走。前回予選の印象としては、後半の粘りに課題がある選手が多いため出来るだけ前半10kmを早めに入りたいというものでした。今季は前半後半どちらの強化にウエイトを置いたかは分かりませんが、予想を上回って130位以内に喰いこむブレイクを見せる選手を多く出すことが、箱根駅伝の出場権に繋がっていきます。
それに合わせてこの記事では、
・エントリー選手、エントリー漏れした主な選手
・戦力一覧に未掲載のエントリー選手の主な成績
・エントリーを踏まえた目標順位予測
・エントリーを踏まえた箱根駅伝予選会の展望
以上の内容で箱根駅伝予選会前最後の各大学の展望をお伝えします。
今回は、麗澤大学、亜細亜大学、専修大学についてまとめました。
目標順位予測の解説はこちら
http://gakusei-ld-kansoku.blog.jp/archives/19788554.html
【麗澤大学】
主な選手一覧はこちら。
http://gakusei-ld-kansoku.blog.jp/archives/19559754.html
<箱根駅伝予選会・エントリー選手>
国川恭朗(4年)<19箱根・4区(※学連)><19全日本予選>
宮田僚(4年)<18箱根予選><19全日本予選>
河内宏太(4年)<19関東IC>
植田陽平(3年)<18箱根予選><19全日本予選>
杉保滉太(3年)<18箱根予選><19全日本予選>
水野優希(3年)<18箱根予選>
萩原新(3年)<18箱根予選><19全日本予選>
小林琢人(3年)<19関東IC>
竹内奨真(3年)<18箱根予選><19全日本予選>
難波天(3年)
加藤立誠(3年)
椎野修羅(2年)<18箱根予選><19全日本予選>
山本蒼弥(2年)
工藤郁也(1年)
<主なエントリー漏れ選手>
山本将輝(3年)<19関東IC>
山川太一(2年)<19全日本予選>
<戦力一覧に未掲載のエントリー選手>
(※原則直近1年の記録から掲載しますが、調べ漏れなどでシーズンベストではない場合もあります)
加藤立誠(3年) 69分32秒/30分54秒28/14分46秒43
河内宏太(4年)<19関東IC>
植田陽平(3年)<18箱根予選><19全日本予選>
杉保滉太(3年)<18箱根予選><19全日本予選>
水野優希(3年)<18箱根予選>
萩原新(3年)<18箱根予選><19全日本予選>
小林琢人(3年)<19関東IC>
竹内奨真(3年)<18箱根予選><19全日本予選>
難波天(3年)
加藤立誠(3年)
椎野修羅(2年)<18箱根予選><19全日本予選>
山本蒼弥(2年)
工藤郁也(1年)
<主なエントリー漏れ選手>
山本将輝(3年)<19関東IC>
山川太一(2年)<19全日本予選>
<戦力一覧に未掲載のエントリー選手>
(※原則直近1年の記録から掲載しますが、調べ漏れなどでシーズンベストではない場合もあります)
加藤立誠(3年) 69分32秒/30分54秒28/14分46秒43
工藤郁也(1年) 30分47秒(10km)/33分32秒21/15分25秒14
<候補選手の目標順位予測> | |
15位以内 | 国川 |
30位以内 | |
60位以内 | |
130位以内 | 宮田 植田 水野 萩原 杉保 椎野 難波 |
170位以内 | 竹内 |
200位以内 | 河内 山本蒼 小林 加藤 工藤 |
<箱根駅伝予選会での位置付け>
【当落線上(五分五分)】
前回の箱根駅伝予選会、そして今季の全日本大学駅伝予選に出場した選手のほとんどがエントリーしました。エース・国川をはじめ、宮田、上田、水野、といった主力や若手のホープ椎野だけでなく、主力と肩を並べる実力のある難波が故障回復から間に合いました。ほぼフルメンバーと言っていい陣容が揃っています。そして1年生からは工藤が選ばれました。まだトラックの10000mはペース走での出場のみですが、高校時代にロードレースの場数を多く踏んでおり、夏合宿で良い内容を見せたようです。麗澤大の夏合宿はとにかく距離を踏む事を重視した「予選会に勝つためのメニュー」とのこと。合宿後の記録会も出場せず、まさに箱根駅伝初出場に向け入念な準備をしてきています。
エース・国川は既にハーフで62分台を狙える持ちタイムがありますので、出来れば前の集団に仕掛けたいところです。10km地点で29分台でいけると持ち前の後半の強さを活かしてトップ10が見える位置に仕掛けていけるのではないでしょうか。それに続くのは、130位以内のカテゴリに位置しているハーフ64分台を狙える選手達。後半に良い粘りを持つ選手が多いので彼らには出来るだけ2桁順位、可能ならばもう1カテゴリ上の「60位以内」を目指してほしいです。
そしてこちらも重要な9~10番手を担う選手。前半の入りに不安のある選手もいると思いますが、いずれも麗澤大の合宿をこなした選手なので後半には一定の強さがあるでしょう。例え前半10kmがスローな入りになったとしても後半の粘りを活かして170位以内に入っていけば初の箱根駅伝が見えてくるでしょう。
【亜細亜大学】
主な選手一覧はこちら。
http://gakusei-ld-kansoku.blog.jp/archives/19566820.html
<箱根駅伝予選会・エントリー選手>
上土井雅大(4年)<18箱根予選><19全日本予選>
田﨑聖良(4年)<18箱根予選><19全日本予選>
立石拓海(4年)<18箱根予選><19関東IC>
兼次祐希(3年)<18箱根予選><19全日本予選>
大城義己(3年)
千田悠人(3年)
森木優摩(3年)
河村悠(2年)<18箱根予選><19全日本予選>
竹井祐貴(2年)<19全日本予選><19関東IC>
長谷部航(2年)<19全日本予選>
一瀬達也(2年)
古川大翔(1年)
吉岡祥希(1年)
吉岡竜希(1年)
<主なエントリー漏れ選手>
山本裕二(4年)<18箱根予選><19関東IC>
柿木郁人(4年)
脇山隼斗(2年)
倉淵大輔(2年)<19全日本予選>
藤田寛大(1年)<19全日本予選>
<戦力一覧に未掲載のエントリー選手>
(※原則直近1年の記録から掲載しますが、調べ漏れなどでシーズンベストではない場合もあります)
大城義己(3年) 72分15秒/30分03秒49
森木優摩(3年) ―/31分16秒92
一瀬達也(2年) 74分31秒/30分29秒71
古川大翔(1年) ―/30分47秒17/15分20秒03
吉岡祥希(1年) ―/31分29秒97
吉岡竜希(1年) ―/31分24秒07
<候補選手の目標順位予測> | |
15位以内 | |
30位以内 | 上土井 |
60位以内 | |
130位以内 | 河村 |
170位以内 | 立石 田﨑 兼次 長谷部 竹井 大城 |
200位以内 | 千田 森木 一瀬 古川 吉岡祥 吉岡竜 |
<箱根駅伝予選会での位置付け>
【当落線上(やや不利)】
昨季の大会や今季の全日本大学駅伝予選に出走した選手が半数、実戦出場が少ないニューカマーが半数というエントリーの陣容になりました。前回の予選会でチーム内上位だった山本がエントリー漏れとなったのは残念です。そして、思ったよりも新しい選手を入れてきたという印象です。軸となるのは、エース上土井のほか、田﨑、兼続、立石といった上級生と、河村、竹井、長谷部といった成長株です。
エース・上土井は今季トラックは不調でしたが夏合宿明けに本来のスピードに近づいてきました。前半からしっかりスピードのある入りで前回を越える走りをしたいところです。田﨑は前回後半で大きく崩れて300位台という結果だったので今回はリベンジの気持ちが強いです。前々回には関東学連選抜に選ばれた実力者なので、上土井に次ぐ走りが期待されます。
一方、箱根駅伝の出場権争いにおいて不安要素となっているのがグループ走です。10kmまでのスピード(30分台半ばで入ってこれるか)と後半の粘りに不安のある選手がライバルの大学と比べると比較的多い印象があり、そこが予選会をで不利な位置付けにしています。初の予選会でそれらの不安を払拭する新戦力がどれだけ出てくるかが、予想を覆す結果を出せるかどうかを左右します。
【専修大学】
主な選手一覧はこちら。
http://gakusei-ld-kansoku.blog.jp/archives/19573683.html
<箱根駅伝予選会・エントリー選手>
長谷川柊(4年)<18箱根予選><19全日本予選>
塚原淳之(4年)<18箱根予選><19関東IC>
横山絢史(4年)<18箱根予選>
宮下晴貴(4年)<19全日本予選>
小林彬寛(4年)<18箱根予選><19全日本予選>
市来原潤(3年)<18箱根予選>
茅野雅博(3年)<19全日本予選><19関東IC>
鹿嶋則宏(3年)<19全日本予選>
大石亮(3年)
南美空翔(2年)<18箱根予選><19全日本予選>
横山佑羽(2年)<19関東IC>
佐々木詩音(2年)
国増治貴(1年)
高瀬桂(1年)
<主なエントリー漏れ選手>
辻海里(3年)<19全日本予選>
小林純(3年)<19関東IC>
根来佑有(2年)<19関東IC>
勝俣航希(2年)<19関東IC>
成島航己(1年)<19全日本予選>
<候補選手の目標順位予測> | |
15位以内 | 長谷川 |
30位以内 | |
60位以内 | 小林彬 |
130位以内 | 横山絢 |
170位以内 | 塚原 宮下 茅野 大石 鹿嶋 横山佑 南美空翔 市来原 |
200位以内 | 高瀬 国増 佐々木詩 |
<箱根駅伝予選会での位置付け>
【当落線上(やや不利)】
大黒柱の長谷川をはじめ前回の箱根駅伝予選会や今季の全日本大学駅伝予選を経験した選手が多く入ったほか、その他の選手も持ちタイムが優れた選手が順当にエントリーした印象です。主力の卒業が多い年だったため総合力が一段下がりそれが予選会を不利にする要素とはなっていますが、現状でベストに近い布陣となっているのは心強いです。
長谷川は今季のトラックシーズンでも絶好調で前半から強気のペースで入っていけます。調整が当たれば日本人個人トップを狙う事も可能ではないでしょうか。そして前回関東学連選抜に選ばれた小林彬もトラックでのスピードは昨秋の水準を維持できているので、後半の強さを活かして長谷川に次ぐ順位をしっかりと狙いたいところです。
そして勝負の要となるグループ走。前回予選の印象としては、後半の粘りに課題がある選手が多いため出来るだけ前半10kmを早めに入りたいというものでした。今季は前半後半どちらの強化にウエイトを置いたかは分かりませんが、予想を上回って130位以内に喰いこむブレイクを見せる選手を多く出すことが、箱根駅伝の出場権に繋がっていきます。
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